菜月の居ない世界で

次女 菜月の自死からの記録 菜月の居ない世界

漂う菜月?

<2020年12月15日(火)>

死後の世界について調べてみた。

殆どが宗教関連か低俗な幽霊話。

でも面白い科学データを見つけた。

いわゆる輪廻転生についてだ。

 

人間を構成する物質に炭素がある。

この炭素は人体の18%程あるらしい。

人体を完全燃焼(火葬)された場合、その炭素分は大気に放出される。

成人の18%炭素は、地球上にくまなく散ったとした場合、

10cm3に11万個の炭素粒子になるとの事。

地球上の炭素量は原始時代から変わってない。

それは、炭素は常に植物により吸収されてるからだ。

素粒子になった人間は、植物の光合成により植物に取り込まれ、

それを動物が食べ、そして長い年月を経て何れ人間に戻ると言うものだ。

 

なによりも、まだ日の浅い菜月の炭素は

家族を包んでくれていると思った。タイ国にも届いてないかな。

今この時、菜月に包まれていたなら、

少し空気が愛しくなった。

 

菜月。どうして死んだの?会いたいよ。

菜月が居ないのに、何事も無かったように過ぎて行く毎日が苦しいよ。