菜月の居ない世界で

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散歩

<2020年10月20日(火)> 


今日もやる事は無い。
そろそろ、タイに帰る事を考える必要が有る。
H取締役に連絡しよう。
自宅方向に向って歩いた。チャンスが有れば少し離れたところで自宅を見よう。
結局、近所の人が居る事から自宅は諦め、以前の散歩コースを歩いた。
恵那駅に来た所で12:00を回っていた。先日食べられなかった五平餅を食べよう。
平日だ、流石に並んでいる人は居なかったのですんなり店に入れた。

今の家庭の状況は異常だと思う。
どこか相談できる所は無いか?

調べると、恵那市 社会福祉課は相談を受けてくれる様だ
思い切って電話してみた。
子供が自死した事。妻・長女が私を排除しようとした事。全てを。
やはり、家族の自死には有り得る事の様だ。悲しみと同じくらい怒りがでる。
その矛先が家族に向う事は良く有るらしい。
一度良く話し合ってから、直ぐに改善出来ない様なら距離を置くことを進められた。

先ずは、メールでタイに戻るスケジュールについて発信した。
その後、具体的に相談員より言われた事をメールするつもりだったが、
先に、H取締役より電話が入った。
恥ずかしいが、現状を話すしかなかった。
今は寄り添う事も出来ず、逆に離れる事が有効である事。

相談員から聞いた事を話した。
その上で、タイに帰る日程を進めているらしいが、11月15日らしい。
遅い。まだ25日近くある。
だけど、異議を答えても立腹させるだけだ。従うしかない。
今の状況で20日間も居られるだろうか。心配だ。
もう直ぐ隔離解除だ。
今まで自宅に帰る事がこんなに不安になった事は初めてだ。
でも、菜月の部屋を見ることが出来る。菜月がどんな生き方してたか見れる。
又泣いてしまうんだろうな。